産業廃棄物の抑制と再資源化

富士紡グループでは産業廃棄物の抑制と再資源化に努めています。各事業場とも、廃棄物を有価物・リサイクル・産業廃棄物に分別・保管し廃棄を行っています。加えて、製造過程で発生する仕掛品の再利用や徹底的な歩留まり管理によるロス削減で廃棄物の削減にも注力しています。

また、柳井化学工業の柳井本社工場では、生産過程で発生する廃液を燃焼処理し、水やCO₂に分解して無害化しています。液中燃焼設備で約80トン／日の自家処理を行い、環境負荷の軽減に努めています。ダイオキシンなど二次公害リスクを高温燃焼処理によって最小限まで低減することが可能で、燃焼時に発生するばい煙は無害化装置で基準値未満にしています。また一部の廃液は焼却炉の燃料として再利用することで環境負荷軽減につなげています。

液中燃焼設備は廃液を燃焼させる一方で、ばい煙（ ばいじん・硫黄酸化物（ SOx ）・窒素酸化物（ NOx ））が発生しますが、大気汚染防止法を遵守し、ばい煙データを定期的に測定・記録保管しています。