Sustainability Management

サステナビリティマネジメント

基本方針

富士紡グループは、サステナビリティを事業戦略の中核に組み入れた「サステナビリティ経営」を実践しております。

当社グループのサステナビリティ経営は、「儲ける」こと、成長性・収益性と社会貢献、誠実さに立脚した公正で透明性のあるSDGs経営をバランス良く実行していくことでサステナビリティを実現していくところに特長があります。

企業は、財務面で収益を上げなければ株主への配当を実施することができず持続的成長は達成されません。また、社会の公器という点に焦点を当てると、適正な企業統治のもと、社会からより信頼される企業としてステークホルダーと強固な信頼関係を構築することが重要となります。当社グループは、引き続き持続的な企業価値の向上を目指してまいります。

富士紡グループのサステナビリティ経営

サステナビリティ推進体制

現在、世界は気候変動問題をはじめとする多くの深刻な社会課題に直面しており、その解決の担い手として、企業に対する社会の期待も高まっています。こうしたなか、当社は中期経営計画「増強21-25」の始動に合わせ、SDGsに関連する重要課題への対応を通じたサステナビリティ経営を富士紡グループ全体で横断的に推進するため、2021年4月1日に「ESG推進委員会」を設置しました。

「ESG推進委員会」は、社長を委員長として、環境(Environment)分科会、社会(Social)分科会、ガバナンス(Governance)分科会の3つの分科会で構成されています。当社グループがサステナビリティの課題に適切に対応するとともに、サステナビリティへの対応が中長期的な企業価値の向上につながるよう提言を行うこととしています。サステナビリティ推進に関わる各種検討課題に各分科会で取り組み、重要度に応じてESG推進委員会、経営会議、取締役会に諮る体制となっています。したがって、取締役会は経営全般にわたる重要な方針・施策を最終決定するとともに、経営会議、ESG推進委員会等の管理監督を行っています。

研磨材事業、化学工業品事業、生活衣料事業、その他事業でそれぞれ求められるサステナビリティに関する課題は異なりますが、リスクと機会の観点から積極的に対応してまいります。

富士紡グループのサステナビリティ推進体制

ESG基本方針

富士紡グループは、企業理念に掲げる「人・社会・地球環境にとってより豊かで持続可能な未来の創造に貢献し続ける」ことの実現に、事業活動を通じて取り組みます。

環境(Environment)方針

富士紡グループは、持続可能な地球環境の実現に向け、気候変動への対応、および生物多様性への配慮、そして資源・エネルギーの有効活用による循環型社会を推進します。

また、環境関連法規等の遵守のもと、上記を達成する環境マネジメントシステムを確立し、環境保全への取り組みを一層強化いたします。

社会(Social)方針

富士紡グループは、性別・年齢・国籍等にとらわれない多様性を尊重し、能力発揮機会の提供と労働環境の整備を推進するとともに、様々なステークホルダーと積極的につながりながら、よりよい社会の実現に取り組みます。

また、地域貢献活動にも積極的に取り組み、地域社会の一員として社会課題の解決に貢献する役割を果たしていきます。

ガバナンス(Governance)方針

富士紡グループ行動憲章のもと、経営の透明性の一層の向上を図るとともに事故・不正を未然に防止する経営監督機能を堅持し、持続的成長を目指します。

また、グループ会社を含めた事業リスクマネジメント体制の強化を図るとともに、災害に対するBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)についても一層推進します。

富士紡グループの目指す
「ありたい姿」へのロードマップ

富士紡グループは2006年以降、その時々の経営課題を解決するため5次にわたり中期経営計画「変身06-10」「突破11-13」「邁進14-16」「加速17-20」「増強21-25」を立案・実行してまいりました。そして現在、当社グループのサステナビリティ経営の特徴である成長性・収益性と社会貢献、誠実さに立脚した公正で透明性のある経営に稼ぐ力を増強し「圧倒的なニッチナンバーワン企業」を目指します。

富士紡グループの目指す「ありたい姿」へのロードマップ