富士紡グループとSDGs
SDGs経営を推進する富士紡グループでは、社会貢献のひとつとしてSDGsの達成にグループ全体で取り組んでいます。本特集では、衣類リユース活動「ふくのわプロジェクト」を通じて資源リサイクルなど社会的課題の解決に取り組んでいる例をご紹介します。
ふくのわプロジェクトとは
企業や個人の皆さまから寄付いただいた、まだ十分に着られる、使える衣類などをリユースし、国内外の専門業者の買い取りや「ふくのわマルシェ」で販売して、その収益金を5つのパラスポーツ競技団体に寄付する活動です。本プロジェクトは産経新聞社が主催・運営し、平成28・29年度東京都環境局「『持続可能な資源利用』に向けたモデル事業」に採択されました。富士紡ホールディングスはこの活動の主旨に賛同し、オフィシャルパートナーとして提携しています。
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ふくのわプロジェクトが取り組む5つのSDGs
ふくのわプロジェクトは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の理念に賛同し、衣類のリユース促進への取り組みを通じて、SDGsが掲げる17目標のうち5つの目標への貢献を目指しています。
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可能な限りリユース・リサイクルに役立てています
ふくのわプロジェクトでは、寄付で集まった衣類は定期的にリユースが難しい物品が含まれていないか確認したうえで、一部を国内の「ふくのわマルシェ」で販売、その他はマレーシアの古着工場で仕分けされたあと、インド、パキスタン、カンボジアなど世界15カ国以上に届けられ、衣料品マーケットで再び衣類として販売されています。商品にならなかった衣類は工場に送られ、ウエスなどにかたちを変えてリサイクルされます。
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共生社会の実現に向けて
ふくのわプロジェクトのオフィシャルパートナーとして、富士紡ホールディングスは定期的に東京本社でふくのわプロジェクトへ寄付する衣類の社内回収を行っています。また販売の過程で生じた衣類の余剰在庫をチャリティーバーゲン用に提供するなど、様々なかたちで協力しています。活動収益金はパラスポーツ日本代表選手団のユニフォーム制作費や、ふくのわ活動に取り組んでいる学校などへパラアスリートを派遣する講師料などに役立てられています。
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